ねじ切り旋盤

一般的定義

工作物を回転させ、ねじを削り出す加工を施す旋盤のこと。
ねじ切り専門旋盤。

配管作業工具

主に水道、ガス、蒸気、電気設備のねじ配管の加工に使用する。
特徴として、1台で切断、面取り、ねじ切り作業が行える。
一般には小口径のパイプ加工に用いられ、ダイヘッド部のチェーザという刃によってねじを削る。
作業には熟練を要し、作業過程を間違えれば材料、チェーザ、旋盤自体の破損へつながる。
また回転体への衣類、保護手袋等の巻き込み事故が多く、使用にあたっては注意が必要である。
通常のねじ切り加工の他に、転造ねじ加工がある。素材に強い力を加えて変形させる成形する方法で、切削ねじに比べて強度があり、切屑を出さない。

関連工具

小型ねじ切り旋盤(非常に軽量で便利)

ダイヘッド(一般ねじ切り用)

ダイヘッド(転造ねじ用)

手動ねじ切り(バイス台に加工物を固定して使用する)

事故例

年間数多くの我々の仲間達が、労働災害の被害を受けています。過去の事例に学び、安全作業を心掛けましょう。

被害状況 指骨開放性複雑骨折
災害の経緯 ねじ切り作業中、ダイヘッドに絡まったねじの切りカスを取り除く為に手を近付けた。軍手が切りカスに引っ掛かり、手が回転しているダイヘッドに巻き込まれた。
被害者は、経験15年の熟練工であった。
事故発生要因Ⅰ 機械を止めずに手を近付けた
事故発生要因Ⅱ 危険感覚の無さ
再発防止対策 作業手順の見直し
作業に適した保護具の検討

被害状況 中足骨骨折
災害の経緯 新規現場で資材搬入時、2tトラックから2人の作業員が重さ80㎏のねじ切り旋盤を降ろす作業をしていた。
少し傾けたところ、ねじ切り部分がレールを滑り手を挟んだ。それに驚いた作業員が手を離し、旋盤がトラックからもう1人の作業員の落下した。
事故発生要因Ⅰ 重量物を2人で持ち上げた
事故発生要因Ⅱ 旋盤からダイヘッドを外さなかった
再発防止対策 荷上げ機の利用
作業に適応した作業員の配置